好調『室井慎次』2作の“裏の主役”は日向真奈美…「踊る」シリーズが小泉今日子のウラ代表作に

公開日: 更新日:

 1997年に放送開始され映画版も大ヒットを記録したテレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズで俳優の柳葉敏郎が演じる人気キャラクター・室井慎次を主人公に描く映画2部作の前編「室井慎次 敗れざる者」に続き、15日から後編「室井慎次 生き続ける者」が公開されている。

「客入りは好調です。でも今作での“表の主役”は室井だったかもしれませんが、“裏の主役”は劇場版第1弾『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98年)に登場した、小泉今日子演じる猟奇的殺人犯の日向真奈美だった。この役がなければ、今作はもっと味気ない内容になっていたはずです」(映画ライター)

 小泉が演じた日向は第1弾で逮捕されたものの、第3弾「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」では物語にとって重要な役どころを演じた。そして、今作には、福本莉子(24)が演じる真奈美の娘・杏が登場。その存在が騒動を巻き起こすことになる。

「ドラマ版からプロデューサーとして関わる亀山千広氏は80年代からトップアイドルとして君臨していた小泉の起用理由を『かわいくてちっちゃい女の子なのに実は怖い、というのが狙い。そんなタイプをできるのは小泉さんだけと思った』と明かしています。さらに、サイコスリラーの名作映画『羊たちの沈黙』でアンソニー・ホプキンスが演じた猟奇的殺人犯の女性版的役割を期待したようで、いつしか『踊る』シリーズに必要不可欠な存在になりました」(スポーツ紙映画担当記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?