コルトレーンのソプラノサックスのあの音を聴いた瞬間、涙が溢れ出した
アタシはFB(フェイスブック)の映画好きのグループに入っている。
ここは戦前のモノクロ作品を話題にしても通じるからうれしい。おかげで大好きな昔の映画を再見する日々である。
そんなある日、殿山泰司さんの話題がY女史から投稿された。思わず、本棚から「三文役者あなあきい伝」「JAMJAM日記」を引っ張り出して時の経つのも忘れて読みふけってしまった。
タイちゃん(殿山さんの愛称)はミステリーとジャズにはうるさい。が、評論家みたいなことは決して語らない。そこがタイちゃんの美学だ。さて、こうなると困ったもので無性にジャズが聴きたくなってしまう。タイちゃんとジャズなら新宿のDUGだろう。
ジャズミュージシャンたちを撮っていた写真家の中平穂積さんが昭和36年にDUGの前身であるDIGをオープン。その後、DUGとして現在の場所で約50年。今では2代目の中平塁さんが店を守っている。アタシが来ていたのは40年以上前。神保町の響、銀座の69(ローク)とともによく通ったものです。
さて、久々のDUGだ。古いポスターが張られた狭い階段を下りると、そこはもう昭和のジャズ喫茶だ。懐かしさに目が潤む。昔はなかった禁煙エリアに陣取る。ビールといきたいところだが、晩年は断酒していたタイちゃんに敬意を表してブラックコーヒー(700円)だ。


















