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本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

トットは伸びしろだらけ! ツッコミがうまくなればなるほど、ボケは生きてくる

公開日: 更新日:

「THE SECOND 2026」で“念願の全国ネット”優勝したトット。「何者でもなかった僕らが……」という優勝会見の言葉が涙を誘いました。

 高校の同級生コンビでNSC大阪27期生として入学。彼らは昔からとにかく礼儀正しくて生真面目でした。2人ともイケメンなのに生真面目すぎて「弱肉強食のお笑いの世界で大丈夫かいな?」と心配になりました。

 16日の優勝後、電話で多田君に聞いたら「オレらがこんなに目立ってええんやろか? みたいな……変な遠慮がありました。今思えば芸人としてはありえなかったですね」と語っていました。根拠のない自信と押しの強さで押し切る生徒たちが圧倒的に多い中、才能が埋もれてしまってもったいないと、はがゆさを感じていました。

 NSC時代は素人にしては及第点。生き残れるだろうけれど、売れるには相当な努力が必要だと感じました。と、同時に「こんなええ子たちはぜひ売れて欲しい」と思ったのも正直な気持ちです。

 卒業後は、4年ほど活動してコンビを解散。その1年後「天才だらけの世界で、取り立てて才能もないし、この世界から足を洗おう」と思っていた多田君に、桑原君から再結成の誘いが。当時、劇場担当の構成作家に相談すると「やったらええやん! 君らみたいなイケメンのコンビはおらへんねんし、死に物狂いでやり切ったわけでもないねんから、伸びしろしかないやんか。辞めんのはいつでも辞めれるやん!」と背中を押してくれ、再結成に至りました。

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