今年はNHKドラマばかり面白かったワケ…最終回『光る君へ』は歴代ワースト2位も高評価

公開日: 更新日:

 元テレビ誌編集長は「やっかみ半分、テレビ業界内からは《大河は制作費も時間も使えるからね》などと豪華なセットや衣装をうらやましがる声も聞こえてきます。が、それだけでもないでしょう」と、こう続ける。

「視聴率以外のところでSNSでも話題になった、今年印象に残った連ドラはいくつかありますけど、私が《面白かった》とすぐに思い浮かぶのは、伊藤沙莉さん(写真)の『虎に翼』、窪田正孝さんの『宙わたる教室』、小泉今日子さんと小林聡美さんの『団地のふたり』と、いずれもNHKドラマばかり。そりゃ確かにNHKはお金も時間もかけられるし、『光る君へ』は別格としても、『宙わたる教室』や『団地のふたり』は民放と比べてもそこまで制作費がかかっているとは思えません。結局、俳優さんと台本がしっかりしている、丁寧に作られた“人間ドラマ”を、視聴者もしっかり見極めているんだと思いますよ」

■視聴者を魅了するドラマは“お金”だけじゃない

 ちなみに『団地のふたり』はBS放送だったが、Filmarksでの評価は『虎に翼』が4.4、『宙わたる教室』が4.3、『団地のふたり』が4.2と、いずれも『光る君へ』を上回っている。視聴者を魅了するドラマは“お金”だけじゃないのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学