歌手・平川美香さん「おばあに晴れ着姿を見せようと」…いとこの「HY」と一緒の成人式エピソード

公開日: 更新日:

歌手の夢が諦めきれず上京

 HYがブレークしていった頃、私は大学卒業後に高校の教師になっていましたが、歌手の夢が諦めきれず20代半ばを過ぎてから上京。オーディションを受けまくりました。でも「君、ブサイクだから」とか「整形しなきゃ無理」と言われ続けましたね。

 オーディションは諦め、「平川のおじさん」という顔にヒゲを描いたおじさんの扮装キャラで、渋谷のハチ公前で踊って歌ったりの路上ライブを始めました。ステーキハウスとかで貸し切り宴会をやっていたら、飛び入りでカラオケを歌って盛り上げたり、昔の「流し」みたいなことも。

 ギター伴奏の男性と2人組で平川のおじさんやレディー・ガガみたいなセクシーな格好で歌う“レディー・ブブ”をいろんな店で披露していたら、レセプションパーティーなどのイベントに呼ばれ始めたんです。あるパーティーにサンミュージックのマネジャーさんが偶然来ていて「よかったら連絡して」と名刺をいただけて。1年半後、ギターの方と別々に活動することになった時に思い出して名刺に連絡すると「一緒に頑張りましょう」と言ってもらえ、17年にやっと事務所に入れました。

 すぐにCDを出させてもらえ、泉や俊は「面白いね、頑張ってるね」と言ってくれました。2人はテレビに出ると私のことを言ってくれたり。1年前、沖縄に拠点を戻そうと決めた時、泉が自分のSNSで「ミーカーが沖縄に帰ってくるから、みんな何かありましたら平川美香にお仕事よろしくお願いします」と投稿してくれて。おかげでイベントやお祭り、結婚式の司会や余興の仕事が入りました。

■俊とはこの前もサシ飲み

 そこから全国各地の「おきなわ」と名のつくイベントにもよく呼ばれるようになり、本当に感謝です。HYは沖縄に住んでいますので、俊とはこの前もサシ飲みして昔話で盛り上がりました(笑)。

 今年のHYの紅白出場はホントにうれしい! テレビの前で応援します。来年は平川美香も応援してください!

(聞き手=松野大介)

▽平川美香(ひらかわ・みか) 1984年1月、沖縄県出身。2018年から本格的にソロ歌手活動。アルバムに「燦燦-SUN SAN-」(2020年発売)など。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」