長寿番組「くいしん坊!万才」も放送中止…「フジテレビに関わると損をする」業界総スカンでお台場“沈没”

公開日: 更新日:

 フジテレビは完全壊滅に向かって歩み始めた。企業のCM出稿差し止めドミノは50社を超えただけでなく、キッコーマンがフジテレビに対し、1社提供の長寿番組「くいしん坊!万才」の放送を26日分から見合わせるよう要請したこともわかった。また村上誠一郎総務相が中居正広女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられていることについて問われ「できる限り早期の調査をし適切な対応を」と要求するなど放送局としての真摯な対応が求められている。

 しかしながら、先の記者会見で港社長らフジテレビのトップはメディア取材を制限し、動画撮影すら禁じた。とても報道機関らしからぬ対応に批判の声が上がるなか「次はタレント、芸能プロがNGを出す」とみられているという。元フジテレビの芸能評論家、中野義則氏が言う。

「フジテレビに関わるとマイナスイメージがついて損をする。そう業界からも判断されて仕方ない状況にはあると思います。まず打撃を受けるのは現場で仕事をしているスタッフたちでしょう。あんな会見をすれば、批判されることも分かっていないようなトップのせいで、取材対象者から取材を拒否されたり、ドラマなどでロケ場所を使わせてもらえなくなるなどのダメージは計り知れません」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」