フジテレビやり直し会見「大失敗の本質」…危機管理の専門家も「ますます不信感を募らせる結果に」とバッサリ

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 実権を握るとされる日枝久取締役相談役は今回の件とは無関係と繰り返し、「進退はご本人がお決めになること」と身内を守る姿勢ばかりが目立った。

「『日枝取締役は執行業務に携わってないので、この件には関係ない』と登壇者は口を揃えていましたが、取締役は、平取であっても、相互監視責任があり、『善管注意義務』違反になる可能性があります。ましてや相談役として親会社の代表を務める日枝氏が出てこないということは誰が見てもおかしいんですよ。コンプライアンスの問題と同時に、今回登壇された5人がそのような基本的なことも知らないのかと、あまりに稚拙で知識不足であることも露見しました」(白井氏)

 白井氏は唯一評価できるのは会長、社長が辞任したことだが、これは最低限だとしてこう続けた。

「危機管理の観点から言っても、17日の会見から10日近くあったにもかかわらず、あまりに準備不足でした。今回は1回目を経験しているので、何が聞かれるかは十分に予想できたはずです。時間無制限でやるのなら、会見は深夜に及ぶことも当然予想されました。万全の準備をして評価を得られれば、危機管理としては成功なんですが、不祥事を起こした一般の上場企業でも、あそこまで失策した会見は考えられません。プロの手が入っているかどうかはわかりませんが、普通、こういう場合、想定問答は300~500くらい作るんですが、今回の件なら、1000くらい作らなければいけなかったのではないか。後半はしどろもどろになって、同じことの繰り返しになってしまい、疲労もあったでしょうが、役員の言ってることもチグハグで“この会社大丈夫なのか”という印象がさらに強まる残念な結果となってしまった。会見としては大失敗です」

 スポンサーはこの会見を見て、第三者委員会の調査が終了するまで、CMを復活させる決断はしにくくなっただろうし、影響はさらに大きくなるだろうと白井氏は予想する。新社長の清水賢治氏は「信頼の回復が急務」と口にしたが、それはますます遠のいたと言えそうだ。

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