上川隆也「問題物件」はフジテレビの《自虐ネタ?》の声も…カギは水10枠の“成功パターン”の定着にあり

公開日: 更新日:

 渦中のフジテレビはカンテレ制作の“月10”も含め、GP帯で5作品の連続ドラマを放送しているが、4作品が1話完結型の“事件もの”だ。

「リアタイ視聴者には入り込みやすい手堅い構成をベースに、設定や描き方、キャストの組み合わせなどで変化をつけて差別化しようといったところでしょうか。ただ、例の問題も影響してか、どれも苦戦している」(テレビ誌ライター)

 中でも、タイトルからしてフジテレビの《自虐ネタ?》などと皮肉られてしまっているのが「問題物件」(水曜夜10時)。フジテレビ制作の連ドラ初主演となる上川隆也(59=写真)の“不動産ミステリー”だ。

 1月15日に放送された初回の世帯視聴率は6.8%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。前クール「全領域異常解決室」(ゼンケツ)を上回る、まずまずの滑り出しだったが、レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で2.7(18日現在)と、どうも芳しくない。

 レビューでは、《ミステリーとしてはチープすぎるし、コメディー部分がクドくて離脱かな》《話は既視感あるものの組み合わせで古臭くて残念》といった厳しい意見が目立つ。中には《犬と宮世琉弥の無駄遣い》なんて声も。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし