著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット

公開日: 更新日:

御上先生」(TBS系)の女子生徒役の中で存在感が際立っているのが、若手演技派の蒔田彩珠だ。

 彼女が演じる富永蒼は、奥平大兼が演じている幼なじみの神崎拓斗のことが心配で、教室の斜め前の席から、いつも目で追う。第2話でクラスメートの議論に無関心を装う神崎に対し、「ほんとうに思ってる? 別にって」と投げかけるシーンは、彼女の演技力の高さが出ていて印象的だった。

 蒔田彩珠は2002年8月7日生まれ、神奈川県出身。7歳で子役として活動を始め、是枝裕和が演出した12年放送のドラマ「ゴーイングマイホーム」(カンテレ・フジテレビ系)で阿部寛の娘役を好演。その後も「重版出来!」「妻、小学生になる。」(ともにTBS系)、今作にも出演中の高石あかりと共演した主演ドラマ「わたしの一番最悪なともだち」(NHK)などで、ずばぬけた演技力を見せてきた。

 今回演じている富永は明るく活発なキャラクターであり、落ち着いた役を演じることが多かった彼女のイメージとは違う。

 何度か彼女にインタビューしたことがあるが、普段の蒔田彩珠は富永に通じる親しみやすさや積極性を持っている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い