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高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット

公開日: 更新日:

 今作での彼女の“変貌”の要因を、24年1月に、ユマニテ(安藤サクラ岸井ゆきの門脇麦ら演技派が多数所属)から、北川景子新木優子永野芽郁らを擁するスターダストプロモーションに移籍したことによる戦略の違いと考察する声もあるが、理由はそれだけではない気がする。

 かつて某主演級女優のマネジャーから、その女優が20代になってステップアップするために、担当のヘアメークアーティストを変えて、戦略的にビジュアルのイメージを一新させたという話を聞いたことがある。

 女優には、そういうふうに「変わるべき時期」が必ずある。

 22歳になった蒔田彩珠にとっては、それが今なのだろう。今回の役は、内面の変化だけでなく、制服の着こなしもスカート丈が短めでビジュアル面でも洗練されていて、「新しい蒔田彩珠」を印象付けている。彼女も「この役なら変われる」と感じたから、オーディションで「とにかく富永を演じたいという思いをぶつけた」(公式インタビュー)のだと思う。

 演技派子役時代の彼女のイメージを花にたとえると淡い紫色のアネモネだったとすれば、「御上先生」での彼女はヒマワリのような強さがある。

 今の彼女なら、恋愛ドラマ、職業もの、シリアスなヒューマンドラマから時代劇まで、どんなタイプの主人公も似合いそうだ。 

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