コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

公開日: 更新日:

川崎亜沙美さん(NHK朝ドラ「カーネーション」でコシノジュンコ役を演じた/40歳)

 東日本大震災があった2011年に放映されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」。世界的ファッションデザイナーとして活躍するコシノ3姉妹の母・小篠綾子さんをモデルにした物語で、現在もNHK BSで再放送中だ。この中で、次女のコシノジュンコ役(直子)を演じたのが川崎亜沙美さん。当時から“ハマリ役”と話題だったが、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

「『カーネーション』の主役オーディションの前の2010年に、生まれ故郷の大阪・岸和田に戻ってきました。それから、ずっと関西が拠点です」

 岸和田市内にあるカフェで会った川崎さん、まずはこう切り出した。洋服もアクセサリーも、センスよく目立っている。

「『カーネーション』では、直子の衣装は途中からジュンコさんが実際にデザインした服を着ていたんですよ。直子だけじゃなく、それぞれモデルになった──長女はヒロコさん、三女はミチコさんがデザインした服を着て演じていました」

 それはそうと、オーディション前に岸和田へ戻ったとは?

「『カーネーション』は私の地元の話でしたから、『絶対イケる!』と主役を演じる気満々で、コッチでの撮影に備えて戻って来てたんです。ほんま、当時は思い込みがすごかったから(笑)」

 主役は尾野真千子が掴み、川崎さんは次女・直子役をゲットした。

「オーディションのとき、私は何を勘違いしたか、『小篠さんならおかっぱやな』とバシッと切って気合入れて行ったら、演出の方らは『この子の目つきは直子だな』と最初から思っていたそうです。撮影時、私は舞台での経験だけでドラマはほとんどやったことがなく、マネジャーもなく1人で現場に入って、話しかけてくれる人もあまりおらず、内心は心細かった。芝居も大根やったな、と思っていたけど、今、再放送を見ていると、案外ちゃんとやれてましたね」

「カーネーション」終了後、関西の情報番組のパネリストやリポーターの仕事が多く舞い込み、そのまま関西を拠点に活動を続けてきた。

「芸能の仕事は東京やと思っていたけど、大阪でできるんや、と思ったら感動して。ただ数年たったら、これって私がやりたかったことなんかな、と疑問に思うようになりました。結婚して子どももほしかった。悩みに悩んで、結婚して一度は会社員になるつもりで、当時の事務所をやめ、仕事もほとんど降ろさせてもらいました。その後、思い直したんですけどね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解