中居正広問題のキーマン元編成幹部を“地雷”扱い…「大甘処分」を下したフジテレビの魂胆
このB氏はフジの悪しき「女子アナ接待文化」を象徴すると見られているだけに、株主から「どうして、こんなに処分が軽いのか?」との追及が出ても、不思議ではなさそうだ。あるフジテレビ関係者もこう言う。
「外資系ホテルでの経費問題などを考慮すれば、もっと重い処分が出てもおかしくなかった事案でしょうけど、実行段階になって、二の足を踏んだとの見方が囁かれています。解雇とまではしなくても、それに準ずるような処分をして、フジを離れた挙げ句、恨み骨髄で中居氏サイドにまわって、公になっていないフジテレビの暗部をSNSや週刊誌で暴露していったとしたらどうなるか。大甘処分で株主に叩かれるリスクと、B氏が反撃してくるリスクを天びんにかけた結果が、このような“大甘処分”につながったのではないか」
さらに「どちらにしても地雷ですが、だからこそ目の届くところに抑え込んでおこうという結論になっているのでは」との見方を示したのが元フジテレビの芸能評論家、中野義則氏だ。
「B氏の処分は口封じと捉えられても仕方ありません。フジテレビは、全ての膿を出し切ったほうがいいと思います。それ以外に、再生の道はないと社員、関係者たちも口にしていますし、清水社長もそうではないでしょうか。だったらなぜ、と言うのが今回の処分をみた感想です。株主総会は大荒れでしょうね」