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渡辺憲司立教大学名誉教授

1944年生まれ、80歳。立教大学卒。横浜市立商業(定時制)、武蔵中・高教諭、梅光女学院大助教授、立教大教授、立教新座中高校長、自由学園最高学部長などを経て、立教大名誉教授。専門は近世文学、遊里史など。「近世大名文芸圏研究」(八木書店)、「江戸遊里盛衰記」(講談社)、「江戸遊女紀聞 売女とは呼ばせない」(ゆまに書房)、「江戸の岡場所 非合法<隠売女>の世界」(星海社)など著書多数。

(12)江戸時代も忌み嫌われたのはパワハラや押し付けだった

公開日: 更新日:
立教大学名誉教授の渡辺憲司氏(C)日刊ゲンダイ

 1678年に完成した「色道」の指南書、「色道大鏡」の話を続けよう。作者の藤本箕山は京都の富裕な商人の子どもだったことは前回触れた。しかし、箕山は「色道大鏡」を書くにあたって、バカになっている。バカとは今の世は馬鹿と書く。馬と鹿の区別がつかないという意味だ。愚か者の意味である。で… 

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