赤塚不二夫「“リッパなバカ”の教え」(2)作品を巡る「サンデーvsマガジン」の仁義なき戦い

大抜擢を受けて、赤塚不二夫の「おそ松くん」が「少年サンデー」に登場したのは一九六二年四月のことである。六つ子の兄弟という設定が斬新で編集部にも好評だったが、この時点で長期連載になるとは誰も思っていない。一方、ライバル誌の「少年マガジン」編集者・宮原照夫はこう見ていた。
「…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り2,296文字/全文2,437文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】