漫画家・古谷三敏が語る 手塚治虫と赤塚不二夫の酒の思い出

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 1970年代、「ダメおやじ」がヒットした古谷さん。現在は月2回刊の漫画雑誌「漫画アクション」(双葉社)に「BARレモン・ハート」を、「毎日新聞」の別刷り日曜版「日曜くらぶ」に「ぐうたらママ」を連載中だ。特に「BARレモン・ハート」は酒のうんちくが描かれ、ファンが多い。

 そんな酒に詳しい古谷さんの、酒にまつわる思い出は……。

 ボクが酒を飲むようになったのは、小学校5年生の時。寿司職人だった親父が戦後、米がなくて寿司が握れないから、芋か麦かなんかで密造酒を造って売っていたんです。昭和22、23年ごろですね。

 もろみを熟成させていると甘い、いい匂いがするんですよ。「絶対開けて飲んだらダメだぞ!」と言われていたのに、つい、ひしゃくですくって飲んじゃった。熟成途中だから度数は2~3%だと思いますけど、おいしくて何杯も飲んじゃって。真っ赤な顔をしていたら、親父に「飲んだだろう?」「飲んでない」「嘘つけ!」なんて怒られましたね。でも、その後も隠れてちょこちょこ飲んでましたけど。

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