著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

憧れはカールスモーキー石井 芸人の枠にとらわれない友田オレに感じる無限の可能性

公開日: 更新日:

「ピンの方って席を自分でつくってません? 売れてる方」
 (友田オレフジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会」7月5日放送)

  ◇  ◇  ◇

 芸歴3年、23歳で今年の「R-1グランプリ」(フジテレビ系)で最短芸歴・最年少優勝をはたした友田オレ。そんな彼が、先輩芸人から「ピン芸人の枠は埋まっているからピン芸人はやめたほうがいい」と言われ、返した答えが今週の言葉だ。

 友田は子供の頃からテレビっ子だった。よく見ていたネタ番組が「そこそこチャップリン」(現・すっかりにちようチャップリン=テレビ東京系)だというのが、新世代感がある。高校の頃に憧れたのも、霜降り明星だ。

 福岡出身の彼は「なんとなく上京したいけど、何も頑張るものがない」「どうやって上京するの?」(日本テレビ系「にけつッ!!」2025年7月1日)と悩んでいた。そんなとき、聞いたのが早稲田大学にすごいお笑いサークルがあるという情報だった。それが「お笑い工房LUDO」だ。つまり、サークルに入るために早稲田を受験したのだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?