憧れはカールスモーキー石井 芸人の枠にとらわれない友田オレに感じる無限の可能性
そんな彼が頭角を現すのは早かった。YouTubeに「私の彼は左きき」を替え歌にしたネタをあげると、SNSで大きな話題になった。すると数カ月後、GATEという事務所からスカウトされた。ベッキーや森カンナらが所属していて、いわゆるお笑い芸人事務所ではない。「お笑いをやるなら大手は嫌でした。人が多いと埋もれちゃうじゃないですか。自分のペースでやりたかった」(講談社「FRIDAY」25年3月28日号)という彼にとってはピッタリだった。
入所した23年にいきなり「ABCお笑いグランプリ」(朝日放送)の決勝に進出する快挙も果たした。
「若いし、学歴もあるし、教育系のバラエティーに向いているのではないか」(テレビ東京系「あちこちオードリー」25年7月2日)と、NHKにハマりたいという友田。冒頭の番組では、俳優も歌手もできるから、お笑いを離れたほうがいいと言われ、「他のこともやりたいですけど、お笑いもやりたい」と答えている。
芸人の枠にとらわれず、三谷幸喜の作品にも憧れているし、何よりも憧れているのは、米米CLUBのカールスモーキー石井だ。