著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

憧れはカールスモーキー石井 芸人の枠にとらわれない友田オレに感じる無限の可能性

公開日: 更新日:

 そんな彼が頭角を現すのは早かった。YouTubeに「私の彼は左きき」を替え歌にしたネタをあげると、SNSで大きな話題になった。すると数カ月後、GATEという事務所からスカウトされた。ベッキーや森カンナらが所属していて、いわゆるお笑い人事務所ではない。「お笑いをやるなら大手は嫌でした。人が多いと埋もれちゃうじゃないですか。自分のペースでやりたかった」(講談社「FRIDAY」25年3月28日号)という彼にとってはピッタリだった。

 入所した23年にいきなり「ABCお笑いグランプリ」(朝日放送)の決勝に進出する快挙も果たした。

「若いし、学歴もあるし、教育系のバラエティーに向いているのではないか」(テレビ東京系「あちこちオードリー」25年7月2日)と、NHKにハマりたいという友田。冒頭の番組では、俳優も歌手もできるから、お笑いを離れたほうがいいと言われ、「他のこともやりたいですけど、お笑いもやりたい」と答えている。

 芸人の枠にとらわれず、三谷幸喜の作品にも憧れているし、何よりも憧れているのは、米米CLUBのカールスモーキー石井だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲