視聴率苦戦も“完再生率”で今期トップ! 斎藤工「誘拐の日」はテレビ朝日の新ドラマ戦略なのか

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「『誘拐の日』は考察好きが食いつくミステリー展開に加え、斎藤工さんの“間抜けでお人好しな誘拐犯”と永尾柚乃さんの“毒舌の天才少女”という異色コンビ、安達祐実さんと永尾さんの“新旧天才子役競演”など、話題にしやすい要素が目立ちます。流し見や飛ばし見がしにくい仕掛けも、見始めたら離脱者が少ない理由なのかもしれないですね」

 そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「ただ、リアタイ視聴をする層にはあまり向かない部分もある」と、こう続ける。

「テンポとか、絵作り、アングルなどが従来のこの時間帯のドラマよりも深夜ドラマに近い感じ。視聴率での苦戦はある程度覚悟の上で、コアなドラマファンを狙ったことがうかがえます。見続けていた視聴者には、8月26日放送の第8話のラスト、斎藤さんと永尾さんが抱き合うシーンにはグッときたでしょう。2人の運命と事件の真相が明かされる最終回への期待は高まります」

 同枠では10月から、大泉洋(52)主演の「ちょっとだけエスパー」がスタートする。脚本はTBSの「逃げ恥」や「アンナチュラル」「MIU404」などの“名手”野木亜紀子氏で、テレ朝ドラマは初登板だ。

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