タモリがゾッコン…「ブラタモリ」に同行するNHKアナ佐藤茉那は桑子真帆の再来か
アナウンサーとしてはまだまだ駆け出しで、収録ではタモリと説明役の後ろをくっついて歩き、ときどき「そうなんですかあ」「へえ~」とうれしそうにうなずくだけだが、穏やかで落ち着いた口調は聞きやすく、なるほど将来のNHK看板アナの素質十分とみた。
それでいて、掛け合いも巧みだ。織田信長の自筆の手紙を前にしたときは急にこわもてになったタモリを「信長になりきってますか?」とイジるなど機転もきく。場数を踏んで、桑子真帆の再来になるかもしれない。
それにしても、最近の「ブラタモリ」、ロケスタッフの画面映り込みがひどすぎないか。「東京大学編」(8月23.30日放送)では、タモリたちをカメラ、音声、ライティング、ADらの6人も7人もが取り囲んでいるのが丸見えで、三四郎池のほとりの静かなカットでも、水面を邪魔するように立っていて、番組ファンは興ざめしたに違いない。タモリが気ままに歩いて、それをやらせなしで追っていますという演出なのだろうが、だったら、映るのはカメラと音声だけでいい。映り込んでも、以前はもっと少なかったが……。
(コラムニスト・海原かみな)