高市早苗新総裁、小池百合子都知事、蓮舫元首相補佐官…出世する女性議員に元キャスターが多いワケ
■小池都知事は総裁選に初めて立候補した女性として注目!
高市氏よりも先に「女性初の総理に最も近い」と評されていたのが、小池百合子都知事(73)もまたキャスター出身だ。小池都知事はカイロ大学"卒業"後、アラビア語の通訳として活動。その後、79年に日本テレビ系『竹村健一の世相講談』のアシスタントキャスターに。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」の初代メインキャスターを務めた。
高市氏より1年早い92年に政界に転身。06年の第1次安倍内閣では内閣総理大臣補佐官、07年には女性初の防衛大臣、08年には当時の福田康夫元首相の辞任に伴う自民党総裁選に女性で初めて立候補し注目を集めた。
「やはり、キャスター出身者は冗舌でコミュニケーション力が高く、印象に残るキャッチフレーズを生み出せるなどのアドバンテージがある。また彼女たちの時代は特に男尊女卑が強く、男性政治家にうまく取り入ることも必要な能力でした。キャスター出身者は男性社会で悔しい思いもしているでしょうし、その分、男性の立て方も分かっている。人心掌握がうまい人が多い。落選した元アナウンサー議員も上昇志向が強く、局アナ時代から出世するプロデューサーを見極める"能力は一流と揶揄されていました」(前出のジャーナリスト)