樋口日奈は乃木坂46出身の逸材の1人 光を与えられて輝く月のような女優として、着実に歩んでいる
乃木坂46時代、グループのメンバー個別のインタビュー取材で、樋口日奈を担当する機会が割と多かった。素直な言葉で自分の気持ちを表現してくれるので、彼女にインタビューするのは楽しかった。
取材の中で「自分から輝ける人もいますけど、私は輝かせてもらわないと見つけていただけない人だったのかな」(「日経エンタテインメント!アイドルSpecial2017」2017年2月発売)と語っていたのが、印象に残っている。謙虚な性格がよくわかる言葉だと思う。
ソロで女優として活躍するようになってからも、彼女にふさわしい作品と役との出会いによって、光を与えられてより輝く月のような女優として、着実に歩んでいる。
2024年夏に「初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~」(BSテレビ東京)で連ドラ初主演。今年1月には、多くの芸人を見いだしてきた元テレビ東京・佐久間宣行がプロデュースしたドラマ「ノロイヲアゲル」(テレビ東京系)で主演した。
今はまだ知名度が高くないので、もっとたくさんの人に知ってほしい女優だ。今秋のドラマで、彼女の演技の深煎りコーヒーのような味わいを感じてほしい。



















