「時代に挑んだ男」加納典明(66)100歳までに絵画でもトップに。「そこまでやらないと気が済まない」
増田「東京へ出てカメラマンになったことは、全然、後悔というか」
加納「ないですね。名古屋という街は嫌いじゃない。でも別に故郷がうんぬんっていう感覚はないんですよ。東京は日本の中心であるし、先端であるし、やっぱり高校生の頃から東京へ行きたいっていうのがあって、それを果たして東京へ来て、一応とりあえずトップカメラマンの1人になって、で、まだまだやり足らないことがいっぱいあると」
増田「絵ですね」
加納「そうです」
増田「絵画へのこだわりは相当に強いようですね」
加納「それはやっぱり親父の影響ですよ。親父が目指したものを俺も目指すんだと。100歳までに絵でどこまでいけるか、ひと勝負しますよ」
増田「その覚悟がすごいです」
加納「親父に顔向けできないというか親父を超えられないというか、そういう強い思いがあります。だから絶対やり切ってみせたいです。それも半端なただちょっと有名な画家になってというレベルじゃなくて、これまでの絵の世界で全くなかったゾーンを作ったぞというぐらいまではやらないと気が済まない。もちろん写真も並行して現役でやっていきますよ。若いやつらに絶対に負けたくない」


















