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増田俊也小説家

1965年、愛知県生まれ。小説家。北海道大学中退。中日新聞社時代の2006年「シャトゥーン ヒグマの森」でこのミステリーがすごい!大賞優秀賞を受賞してデビュー。12年「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」で大宅壮一賞と新潮ドキュメント賞をダブル受賞。3月に上梓した「警察官の心臓」(講談社)が発売中。現在、拓殖大学客員教授。

「時代に挑んだ男」加納典明(62)乗った車は50台以上、「1台目は親父が借金して仕送りしてくれた金で…」

公開日: 更新日:

 作家・増田俊也氏による新連載スタート。各界レジェンドの生涯を聞きながら一代記を紡ぐ口述クロニクル。第1弾は写真家の加納典明氏です。

  ◇  ◇  ◇ 

増田「カメラのことをお聞きしたので、自動車についてもぜひ聞かせてください。これまで50台所有したっていうのは、やっぱり夢のある話ですから」

加納「うん。車好きにとってはそうかもしれないね。一番最初に買ったのはMGAのオープンカーです」

増田「それは何歳のときに?」

加納「21歳だったかな。六十何年か前」

増田「というのは東京出てまだ1年目か2年目」

加納「2年後ですね。上京して。杵島隆先生の助手をやった後です。助手時代を終えてフリーになると決めて、親父に『フリーになる』って言ったら、父が当時仕事をしていた先に借金して送ってくれて、その金で(スウェーデン製のカメラ)ハッセルブラッドをまず買った。そして街を歩いてたらエメラルドグリーンのMGAのかっこいいのがあったんですよ。2シーターだから仕事には不便なんだけど、どうしても欲しくなってね。よし、これに乗ろうと」

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