King Gnu井口理「ガンガン歌っていい」発言が物議…問われるライブ中“観客の歌唱”の是非

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「コンサート中に観客が大声で歌うこと」の是非は、度々、議論となるが、それに対するアーティスト側の対応も分かれるようだ。

山下達郎は自身のラジオ番組で、“お客さんは、僕の歌を聴きに来ているのであって、あなたの歌を聴きに来たのではない”という趣旨の発言をしており、ライブで歌う観客に対して否定的です。一方、サザンオールスターズなどは、コール&レスポンスを使う楽曲も多く、観客が歌うことで一体感を促しているようにも見えます」(音楽業界関係者)

 音楽評論家の富澤一誠氏はこう話す。

「観客が“歌う”ということは、共感して同化するということですから、ミュージシャンにとっても聴き手にとっても、決して悪いことではない。スポーツ観戦で、ゴールやホームランが飛び出した時に観客もガッツポーズをするのと同じことです」

 一方、背景には音楽の聴き方の変化もあるという。

昭和の時代は、ミュージシャンが聴かせたい歌を歌い、観客は聴きたい歌を聴いていた。ただ、曲調にもよりますが、フォークソングなど、一緒に歌うという文化はありました。それが大きく変わったのは、カラオケが登場してから。聴き手も積極的に歌うようになり、自分の歌いたい歌を聴くという傾向がより強くなりました。考え方はミュージシャンによって違うでしょうし、音楽の楽しみ方は人それぞれですが、“過ぎたるは及ばざるがごとし”と言えるのではないでしょうか」(富澤氏)

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