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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

京都男児殺害事件の過熱ぶりにパネラー苦言…「事件報道」を巡る情報番組のあり方を考えた

公開日: 更新日:

 情報番組がかつて「ワイドショー」と呼ばれていた時代は新聞、週刊誌に負けじと、リポーターを現地に送り独自の取材をしていたが、今やそんな体力はない。「視聴率を取るから」推論だけで扱っているとしか思えない。

 そんな流れに敏感に反応したのが10日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)だった。熊本市議の収賄容疑などに触れ「独自取材」を大々的に打ち出し現地取材までしていた。

 情報番組が問題視されているなか、テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」だけは南丹市の事件でも、警察発表の事実を報じるだけで、余計な推論など一切なし。遺体発見、父親逮捕を受け、少し時間を割いただけだった。情報番組で2桁視聴率を誇る人気番組。なにを詳細に報じ、なにを控えるかがわかっている。

 しょせん、関心の高い事件に多くの時間を使い扱うことで取れた視聴率は一時的なもの。番組全体の底上げにはならない。放送しないことで番組の信頼をさらに強固なものにしたのがモーニングショーだった。

 残忍な事件報道を巡る情報番組のあり方を見直すいい機会になった。

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