【廃用身】高齢者の手足を切断する若き医師は悪魔か、それとも天使か?
メガホンを取った𠮷田光希監督はこう語っている。
「この作品は、誰もが自身の未来を映し出し、息を潜めて向き合わざるを得ない問いを、優しく、しかし容赦なく投げかけます」「どうか、目を背けないでください。ここに映るのは、誰かの母でもあり、父でもあり、やがてあなた自身でもある、避けられない現実です」
おそらく本作を数人で見たら、劇場を出たあとで「俺はこう思う」「私はこう感じる」と議論になるだろう。筆者は見終えたとき、なぜか「地獄への道は善意で舗装されている」という言葉を思い出した。この映画の難解さゆえ、フラッシュバックのように現れた幻影である。(配給=アークエンタテインメント)
(文=森田健司)



















