阪神・佐藤輝明を巡りメジャー金満球団の大争奪戦勃発!岡本・村上のケースと比較にならない注目度

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 メジャー球団の編成責任者はこの時期、多忙だ。

 好スタートを切ったチームも、そうでない球団も、現有戦力を見極めなければならない。そのうえで日本時間8月4日のトレード期限に向けた動きが、これから活発になるからだ。編成幹部たちが来日してオフに海を渡る可能性のある選手をチェックするのはたいてい8月以降になる。

 にもかかわらず、編成幹部が来日するメジャー球団がある。フィリーズのマッティングリーGMが、12日から神宮球場で行われているヤクルト阪神戦を視察するという。

 13日現在、打率.370、10本塁打、30打点で目下、セ・リーグの三冠王である佐藤輝明(27=阪神)をチェックするためだ。

 フィリーズは昨シーズン、ナ・リーグ東地区を制した。4年連続プレーオフに進出中だが、今季は開幕から9勝19敗と低迷するや、4月29日にトムソン監督を解任、暫定監督を据えて巻き返しを図っている。

「いや、佐藤の獲得を狙っているのはフィリーズだけじゃない。ドジャースヤンキースメッツは日本にスカウトを2人置いてマークしているうえ、レッズやブルージェイズも佐藤にはかなり興味をもっています」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「佐藤は昨シーズンまで速球を苦にしていた。過去4年間、打率.260~.270台で推移していたのはそのため。40本塁打、102打点で2冠を獲得した昨季にしても打率.277。163三振はセ・リーグで最も多かった。けれども、今年はスイングがかなりコンパクトになり、ミート率は飛躍的に向上した。持ち前の長打力に、確実性が加わり、メジャーサイドの評価はうなぎ上りなのです」

 メジャーは今季から通称「ロボット審判」を導入。「ABS(自動ボール・ストライク判定システム)チャレンジ」を正式に取り入れ、球審の判定に疑問がある場合、投手、捕手、打者が2秒以内にチャレンジできるようになった。

5年150億円がスタートライン

「ロボット審判の導入によって、ストライクゾーンは従来よりもかなり狭くなった。今季に入って投手の四球と、打者の本塁打が増えたのはそのため。明らかに打者有利になった。昨年の本塁打王のシュワーバーがすでにメジャートップの17本塁打を放ち、シーズン65本ペース。村上宗隆(26=ホワイトソックス)が15本塁打、岡本和真(29=ブルージェイズ)が10本塁打と日本人ルーキーが本塁打を量産しているのもストライクゾーンの変化が大きい。そんな打者有利の状況も、長距離打者の佐藤にとっては追い風になっています」(別のア・リーグのスカウト)

 ちなみに今年の開幕時のメジャー球団の選手総年俸をみると1位・メッツ(約546億円)、2位・ドジャース(約491億円)、3位・ヤンキース(約461億円)、4位・フィリーズ(約437億円)、5位・ブルージェイズ(約417億円)と続く。つまり現時点で佐藤に熱を上げているのは、すべて金満球団ということになる。

 特派員のひとりがこう言うのだ。

「資金力のある球団がそれだけ高く佐藤を評価しているということ。現時点でも、村上や岡本とは比較にならないくらいの争奪戦に発展するのは確実です。中でも大金を使いながら思うような結果が出ていないメッツは昨年、地区2位ながらプレーオフ進出を逃した。オフにチームを解体、新たな選手を補強して迎えた今季は地区最下位に沈んでいる(13日現在)。そのメッツは佐藤がチームにフィットするとみています。2020年に就任したスティーブ・コーエン・オーナーは5年以内のワールドシリーズ制覇が目標と公言していただけに、このオフもなりふり構わずに大金をつぎ込むでしょう。佐藤は5年150億円がスタートラインとみられているようですが、メッツがフロントランナーになるようなら、壮絶なマネーゲームに発展するのは必至。ドジャースやヤンキースも指をくわえているはずがないし、最終的にとんでもない金額にハネ上がる可能性は高い」

 その佐藤はこの日(13日)のヤクルト戦に「3番・三塁」でスタメン出場。三回に右翼へ二塁打を放つなど4打数1安打だった。

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