金属バットはなぜ大差負けだった?「THE SECOND」決勝戦ネタが波紋を呼んだ観客審査員の限界
それ以上に大きなメリットは、彼らは"笑いの玄人"という点です。そんな当たり前の利点を、『THE SECOND』の制作者は見過ごしている。特に今大会、そのマイナスが大きく作用しました」
■石橋貴明と木梨憲武の斬新なネタを「お笑いスター誕生!!」で評価したタモリ
決勝戦ではトットと金属バットが対決。後攻の金属バットは約4分間を笑いなしのフリに使い、最後の1つのボケで笑いを爆発させる作戦に出た。
「この手法を使う芸人自体は他にもいますが、テレビで実行したことが凄い。視聴者がせっかちになっており、すぐにチャンネルを変えるため、漫才ではボケの手数をいかに多く出すかが重要視されてきた。なのに、金属バットは時代と逆行するネタを決勝戦で使った。この勇気は評価されるべきでしょう」
結果的にトット281点、金属バット264点と大差がついた。264点は今大会の延べ14組の中で、最も低い点数だった。
「正直、審査員の観客は金属バットのネタをどう評価していいか、戸惑ったと思います。観客はあくまで笑いの素人です。100人もの観客が採点をすれば、その意見(点数)は最大公約数になる。最大公約数とは"無難"と言い換えられる。『M-1』のように芸人が採点をすれば、誰がどう評価したか話題になるし、そこまで点数に差が付かなかったかもしれない。(元『M-1』審査員の)立川志らく辺りはいい点数をつけそうな気はしますね」


















