身寄りのない高齢者をどう支えるか…正解はひとつではない
身寄りがなく1人暮らしをしている高齢者でも、自宅で療養生活を送ることは可能だとこれまで幾度となくお伝えしてきました。今後はそのような方がさらに増え、状況もより多様化していくと感じています。
同じ独居高齢者でも、経済状況、近くに親族・知人がいるかどうか、住んでいる地域の環境などによって、必要となる支援は大きく変わります。また、資産がある方と、生活に困窮している方とでは、抱える問題もまったく異なります。特に、ある程度の資産を持ちながら身寄りのない高齢者の場合、さまざまな人が近づいてくることがあります。時にはトラブルに巻き込まれてしまうケースも少なくありません。
ある高齢の患者さんは、奥さまに先立たれ、お子さんはいませんでした。
私たちが訪問すると、地元の弁当店で働く女性が「ボランティアで身の回りのお世話をしている」として対応されていました。その女性は食事の世話だけでなく、通帳の管理まで担い、生活費の出し入れなど、患者さんの財産管理にも深く関わっていました。
患者さんにとっては信頼している相手だったのだと思います。しかし、もし患者さんに何かあった時に、本当に問題は起きないのかという不安は残ります。


















