日本人の“神認識”の起源とは? 「神さまたちの由来」木村紀子著

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「神さまたちの由来」木村紀子著

「苦しい時の神頼み」や「触らぬ神にたたりなし」など、日本語にはさまざまな表現で神が登場する。そんな日本人の神認識の起源を古い文献史料から読み解いていくテキスト。

 まずは古事記や日本書紀に登場する神代の神々から。古事記の書き出しは、「高天原」という天上世界に神が「成(なる)」ことから始まる。次の段では、イザナギとイザナミが八島国や神々を「生む」語りに展開。著者によると、神が「なる」とは神が出現することで、その存在が認識され命名されればもとの在りかに「身を隠す」のが原初の神々であり、「生まれる」神とはウミ成された時点からこの世に在り始める神で、その後身を隠すことはないという。

 以降、「やおよろずの神」とはどのような存在なのかなど、カミとヒトとの関係を探っていく。 (集英社 1012円)

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