子宮頸がん「HPV」ワクチンは男の子にも打たせるべきか…親も知っておきたい
「HPVワクチンは女の子のもの」──そんな認識はもう古い。HPVワクチンは男性も接種を検討すべきワクチンだ。2025年10月には32の学会・団体が、12月には自民党議連が、男性定期接種化に関する要望書を厚労省に提出している。男性が打つべきメリットは? 日本大学医学部産婦人科学分野主任教授の川名敬医師に話を聞いた。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は性交渉で感染するウイルス。女性の子宮頚がんの原因になることが知られている。
「ほかに関連するがんとして、女性に発生する膣がんや外陰がん、男女ともに見られる肛門がん、中咽頭がん、男性に発生する陰茎がんが挙げられます。さらに、男女共通の性感染症である尖圭コンジローマも、HPVが関連しています」(川名医師=以下同)
HPVへの感染を防ぎ、関連する病気の発症リスクを下げる--。これがHPVワクチンの役割だ。09年に日本で初めて承認されたHPV「2価」ワクチンは、子宮頚がんなどに関連する2つの型の感染を予防するもので、対象は女性のみ。その後、4つの型を予防する「4価」ワクチン、9つの型を予防する「9価」ワクチンが女性に対して承認され、男性に対しても20年(4価)、25年(9価)に適応が認められた。


















