(2)欧米では体調不良なら仕事を休む…国や文化によって偏りがある
働いているのに、働けていない。出勤はしているが本来のパフォーマンスを出せていない──。プレゼンティーズムと呼ばれるその状態は、なぜこれほどまでに広がっているのか。ヒントになるのが、「国による違い」だ。
プレゼンティーズムは単なる体調不良の問題ではない。その背景には、その国の働き方や文化が大きく関係していると指摘されている。
産業医の富田健太郎氏(株式会社ヘルスプラント代表)はこう話す。
「プレゼンティーズムは、国や文化によってかなり偏りが出ます。体調不良のときに休むか、それでも出勤するか。その判断基準が違うからです」
欧米では体調が悪ければ休むのが基本だ。無理に出勤することは、むしろ職場に迷惑と考えられる。一方、日本では多少の不調では休まない。いや、休めない。周囲や評価を気にし、「これくらいで休むのか」と思われることを恐れる。その結果、出勤者は多いが、本来のパフォーマンスを発揮できていない人も増えている。これがプレゼンティーズムだ。


















