新タイプが続々登場…肺炎球菌ワクチンは制度が大きく変わった
高齢者の「肺炎球菌ワクチン」が、2026年4月から大きく変わりました。これまで公費助成の中心だった「ニューモバックスNP(23価)」は3月末で役割を終え、新たに「プレベナー20」が標準となります。
一番の違いは免疫のもち方=持続です。ニューモバックスは「多糖体ワクチン」と呼ばれ、幅広い菌に対応できる一方、免疫の持続が比較的短いという特徴がありました。これに対し、プレベナー20は「結合型ワクチン」です。T細胞を介して免疫の記憶をつくるため、多糖体ワクチンよりも質の高い免疫が期待されています。
プレベナー20の効果持続期間については、5年程度と推定されていますが、ニューモバックスのように「5年ごとの定期的な再接種」を繰り返す必要はないとされています。この変化は、接種の考え方そのものを変えるものです。対象となるのは、主に65歳の方と、基礎疾患のある60~64歳の方です。
ただし注意点もあります。26年3月末までにニューモバックスを公費で接種した場合、その後すぐにプレベナー20を公費で受けられるわけではありません。また、4月以降にニューモバックスを接種する場合は、自費扱いとなります。つまり、「いつ、どのワクチンを打つか」がこれまで以上に重要になるのです。


















