“バブル女子像”は浅野温子が完成させた?

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「あぶない刑事」(1986年/日本テレビ系)

 男女雇用機会均等法が施行された1986年の10月。社会人1年目だった僕は、アパレルメーカーの営業としてSUZUYAとかCABINの婦人服チェーン店を回っていた。当時大阪では派手な色合いのボディコンが流行し始めた頃だったけど東京ではアースカラーでルーズなシルエットが主流。そんな中でアライアやミュグレーをパクった服を提案して苦戦していた頃、日本テレビ系の日曜夜9時枠で「あぶない刑事」が始まった。

 刑事ドラマはもっと昔のテレビ草創期から人気で、ほぼ毎日どこかしらでやっていて、当時なら日テレの「太陽にほえろ!」やテレビ朝日系の「特捜最前線」は長期シリーズだった。あと「西部警察」も。でも「刑事ドラマ=おっさんのもの」と感じる若者は結構いて、当時の僕もその1人。オンタイムで積極的に見ることはなかった。

「あぶ刑事」は、そんな刑事ドラマ観を一変させた。舘ひろし(当時36)と柴田恭兵(当時35)がおしゃれなスーツ姿で、軽口を叩きながら危険なところに突っ込んで犯人をやっつけちゃう、何だか格好いい刑事ドラマ。もともと日テレ×セントラル・アーツの刑事・探偵ものはスタイリッシュで、81年には藤竜也(当時40)と草刈正雄(当時29)の「プロハンター」がそうだった。

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