萩本欽一(15)「ネットで見られる『コント55号』は一番面白くないもの。なんでかっていうと…」
萩本「そうそう。みんな先輩全員が俳優さんになってますから。コメディアンで一生通した人ってね、ほとんど消えてるからいないんですよ」
増田「なるほど。そういう構造があったんですね」
萩本「だから、僕は俳優は絶対しないっていう気持ちだったの。コメディアンのギャラを高くすることが目標だった。そういう点では、なんかやり遂げた感じする。市民権を得たっていうか。すっごく高くなったでしょ、今のお笑い芸人の若い子たち。むしろ今やもう、笑いの方が高くなっちゃったりなんかしちゃって」
増田「先ほどの話じゃないですけど、みんないい大学を出て、お金を稼ぐためにお笑い芸人になるっていうような今、もうその辺りの一流企業に就職するよりは」
萩本「そうそう。全然いいです、もう。全然」
増田「そうでしょうね」
萩本「私はもう、そのコメディアンが低いって言った時に、なるほどなと思って。一番狙ったのが、子供たちがテレビ見てて、あ、欽ちゃんになりたい、笑いをやりたいっていう人を増やせばいいんじゃないかなって。それですごいダメなやつを(番組に)使ったってのは、誰でもできるよってのを伝えたかったんだね。自分がダメなヤツだったから。〝俳優さんは結構大変だよ、笑いは何にもできない人でもできるよ〟って言ったら本当に殺到しちゃったんだよね。簡単にできると思って。実際、簡単にできるから」


















