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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

公開日: 更新日:

 と話すのはスタエンの内情を知る制作会社幹部だ。

 おっとりした性格で愛されキャラの草間は京都で生まれ育った。米国人の父を持ちながら英語はほとんどできず、話すのはコテコテの関西弁。「そのギャップで周囲を和ませてきたが、イジられ役に徹するあまり、心のバランスが保てなくなった」と制作会社幹部は推察する。

 ジャニ入りしたのは地元の公立中学1年の3学期。ジャニタレが出演するドラマを見ているうちに自分もああなりたいと、事務所に履歴書を送った。1カ月後、ジャニー喜多川社長から自宅に電話がかかってきた。「明日、Mステだけど、出る?」と聞かれた。翌日、草間はKAT-TUNのバックダンサーとしてテレビ朝日のスタジオに立っていた。オーディションなしにそのままジャニ入りが決まった。

 しかし、芸能活動の収入は微々たるものだった。実家の経済状況は苦しく、少しでも家計を助けようと、漬物屋など3つのアルバイトを掛け持ちしながら、京都西山高校(通信制課程)に入学。さらに大阪学院大に進んだが、この頃が精神的に一番不安定だった。将来が見えず、ジャニー社長に電話をかけ「辞めます」と気持ちをぶつけた。返ってきたのは「自分で決めなさい」だった。

 3カ月の猶予が与えられ、結局、自分にはこの道しかないと思い直した。その後Aぇ!groupのメンバーに選ばれ、万事うまくいくはずだったが、逮捕という落とし穴が待っていた。再出発が成功することを祈りたい。

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