大島美優は表現力豊かで切れ味ある演技で魅せる
彼女が「GTO」で演じている百花は、朝ドラでの2役のどちらのイメージとも違う。普通の演技力の俳優が演じると、ただの嫌な子に見えてしまいかねない難しい役だが、表現力豊かで「美しさ」と「優しさ」を秘める大島美優が演じると、その裏にある陰と温かさがちゃんと伝わってくる。
「GTO」では週ごとに生徒役の中の誰かがその回のストーリーの中心として活躍して、鬼塚が「決めよう」と提案したあだ名が決まり、鬼塚のことを理解する仲間が徐々に増えていく。大島美優が演じる百花が、彼女のメイン回でどう変化するのか、ワクワク感しかない。
彼女は間違いなく近い将来に連ドラの主演級で活躍する女優だが、清原果耶や古川琴音に通じる切れ味のある演技を見せるので、濱口竜介(「ドライブ・マイ・カー」「急に具合が悪くなる」)、三宅唱(「きみの鳥はうたえる」「ケイコ 目を澄ませて」)、中野量太(「湯を沸かすほどの熱い愛」「私はあなたを知らない、」)など重さを秘めた世界観が魅力的な叙情派の監督による映画も似合いそうだ。
100人の監督が彼女を主人公に作品を描けば、100種類の大島美優が生まれると思う。彼女は、そういう魅力を持った女優だ。



















