(51)義忠を失った夜の景色が蘇る
義忠を失ったことも、宗祇には文で伝えていた。しかし今は歌を詠む気力もない。それでもまずは会ってみようと思っていた。しかし生憎と宗祇は都にはいなかった。
「それならば、大徳寺で参禅でもしたら如何か」
伊勢家の人に勧められ、大徳寺へと足を運んだ。
戦で疲れた武…
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