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山﨑武司元プロ野球選手

1968年、愛知県出身。86年ドラフト2位で愛工大名電から捕手として中日に入団。外野手に転向し、96年本塁打王(39本)。2003年、オリックスに移籍するも04年に戦力外。05年に新規参入した楽天入団。07年に39歳で本塁打王(43本)と打点王(108打点)。11年オフに戦力外通告を受け、12年に古巣の中日に復帰。13年に現役引退、現在は評論活動などを行う。通算2249試合、1834安打、403本塁打、1205打点、打率.257。

高木守道監督は俺の“最後の一軍試合”を本気で心配 「本塁打を打って『辞めない』と言い出したらどうしよう」

公開日: 更新日:

 2013年7月26日、巨人戦の後に二軍落ちを言い渡されて引退を決意した。高木守道監督に「今季限りで引退します」と伝えると、「あ、そう」のひと言。試合に逆転負けした直後ということもあり、完全に頭に血が上っていた。

「瞬間湯沸かし器」なんていわれていた高木監督だけど、まさにその通り。でも、それは野球が大好き過ぎるがゆえの情熱だった。

 3歳上の山本昌さんにもすぐ報告した。

「俺、もう辞めます。だから昌さんも一緒に辞めようよ」

 昌さんはこのときすでに47歳。本気で同時引退を持ちかけたら、「嫌だ。だって俺、まだ伸びしろがあるもん」と、キッパリ。その1カ月後の8月28日、宣言通り、昌さんは5勝目を挙げて自身のプロ野球最年長先発勝利、およびセ・リーグ最年長勝利記録を48歳0カ月に更新。一緒に引退したら話題を半分持って行かれるから、断られて良かったよ。

 プロ最後の一軍戦は10月5日(DeNA戦)。「4番・一塁」で先発出場させてもらった。ゲームセットまで試合に出続けてヘトヘト。あまりの疲労感で、このときようやくユニホームを脱ぐ「真の決心」がついた。

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