ガッツ石松さん「お別れの会」…76歳で散ったあっぱれ人生、芸能界での成功と世界王者のプライド
「現役時代から少しずつ芸能活動を始めていたのですが、芸能界には“チャンピオンがなんだ”と失礼な対応をする人もいた。ガッツさんは“こっちがお邪魔している立場だから”と、グッと我慢したそうです。もしカッとなって暴れでもしたらチャンピオンとして築いた栄光がパーになってしまう、と。バラエティー番組などでは何を言われても、されても、ギャグを言って周りを楽しませることに努めていたのは、生来の明るさもあるとはいえ、プライドのためでもあった。繊細な面もあり、街でジロジロ見られるのも好まなかった。外へ出てストレスをためて何かしでかさないよう、晩年はほとんど外出せず、家で新聞を読むなどして静かに過ごしていることが多かったんです」(芸能ライター)
自宅はいつかリングに改装できるよう考えて建てたほどボクシングへの思いも強かったが、俳優への憧れも強かった。現役引退後、本格的に俳優・タレントとして活動。芸能事務所に所属せず自身で事務所を設立し、ギャラの交渉も行っていた。演技のレッスンは受けず自己流で身につけ、それがかえってガッツさんのカラーになった。NHKの朝ドラ「おしん」や「北の国から」(フジテレビ系)などの大ヒットドラマの出演が際立つが、映画では憧れの俳優・高倉健と「神戸国際ギャング」や米映画「ブラック・レイン」で共演。日本映画にとどまらない活躍をみせた。


















