「日本が100%悪い!」狭まる“高市包囲網”…プーチン大統領が「対日圧力」ボルテージ上げたワケ
4年半に及ぶウクライナ侵攻にケリをつけられないロシアのプーチン大統領が矛先を日本に向けている。終戦の日を目前にした北方領土訪問で高市政権を動揺させる中、日ロ関係の悪化について「100%彼らの責任だ」と批判を展開。このタイミングで対日圧力を強める背景に何があるのか。
プーチン大統領が強硬発言を繰り出したのは、中ロが主導する上海協力機構(SCO)の首脳会議が行われたキルギスの首都ビシケク。2日間にわたったSCO首脳会議は1日に閉幕し、「ビシケク宣言」を採択した。SCOメンバーのイランをめぐり、主権と領土一体性への支持が確認されたほか、日本を念頭に「第2次大戦の結果に関する記憶を守り、歴史の改竄に反対する」と明記された。
そうした流れの中で1日にビシケクで報道陣の取材に応じたプーチン大統領は、8月13日の択捉島訪問をめぐって日本側が抗議したことについて「驚きはなかった。私が驚いているのは、ロシアに対する彼らの姿勢全体だ。私たちは日ロ関係を悪化させるような一歩は踏み出していない」と主張。日ロ関係の悪化は「100%彼らの責任だ」と強調し、ウクライナ侵攻に端を発した国際社会による対ロ制裁を継続する高市政権を非難した。
高市首相が政治の師と仰ぐ安倍元首相が前のめりだった北方領土問題の解決にも言及し、「われわれは平和条約の問題について引き続き協議をする用意があり、日本国民による島々への訪問など、人道的な問題も解決しようとしていた」とも発言。拳を振り上げざるを得なくなったと言わんばかりだ。
「9月3日は『軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日』。ロシアにおける『対日戦勝記念日』です。2010年に『第二次世界大戦が終結した日』に変更したものの、2020年に『対日戦勝記念日』に戻し、厭戦ムードを吹き飛ばすために『軍国主義日本に対する勝利と第2次大戦終結の日』に名称変更された経緯がある。メモリアルデーを国威発揚に利用するいつもの手でしょう」(日ロ外交事情通)


















