岸本加世子 結婚秒読みとみられていた小朝との破局

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■1987年2月

 77年の連続ドラマ「ムー」(TBS系)でデビュー、バラエティーやCMでも活躍した岸本加世子。81年春、20歳の時に落語家の春風亭小朝(当時26)との熱愛が報じられた。

 80年夏に2人は小朝のラジオ番組に岸本がゲスト出演したことがきっかけで親しくなった。岸本が週刊誌の対談で「モンチッチのような顔をした落語家が好きだ」と言えば、小朝もテレビで「好きな人は岸本加世子さん」と宣言するなど堂々としたもの。岸本が神津善行・中村メイコ夫妻に仲人を頼んでいるという証言まで飛び出す騒ぎとなった。

 仲人の件について神津は否定。しかし、その一方で「女優をやめて、結婚したいと思っているがどうすればいいか」とメイコが岸本からの相談を受けていたことを明かした。ただ、小朝は付き合っている事実を認めた上で、「ぼくが何かしゃべると向こうの関係者に迷惑をかけますし」と多くを語らなかった。

 もっとも、結婚となると「落語界のこと、その習慣のことをよく知っている人でないと」「30歳になるまでは結婚しませんよ」と小朝は慎重な姿勢を崩さなかった。

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