トイレ籠城に号泣も…清原容疑者がコワモテで隠した小心

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「本当は繊細で優しい人間なんです。大きな試合前になると決まって神経性の下痢に悩まされた。大きな体とは対照的な線の細い男なんです」

 PL学園時代の恩師、中村順司元監督(69=現名商大野球部監督)の清原和博(48)評である。

 真っ黒に日焼けした顔に坊主頭。ヤクザもどきの言動でグラウンドの内外にトラブルをまき散らし、「球界の番長」の異名をとった。そんなコワモテを演じることで覆い隠した、生来の気弱さ、臆病さが、クスリに溺れる要因となった――。

 2日の逮捕以来、そうした解説がチラホラと出てきているのは確かだ。

 そんなある種の同情論に乗るつもりはないが、日刊ゲンダイ本紙も番長清原の本性を何度も目の当たりにしたのは事実である。

 巨人時代、キャンプ中の清原は練習休日前夜のたびに、チーム宿舎から車で20分ほどの距離にある、宮崎県内有数の高級リゾートホテルに部屋を取るのが常だった。そこには決まって女性の影がチラついたが、日本シリーズを直後に控えた2000年10月のシリーズ合宿のときもそうだった。

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