「昼顔」の名をもらい…娼婦を楽しむ美しい貴婦人の二面性

公開日: 更新日:

 こうした女性の代表格が古代ローマのメッサリーナだ。西暦39年に名門家のクラウディウスに嫁いだが、夫は精力ゼロ。メッサリーナは次々と愛人をつくって肉体を交え、夫が皇帝に就くとさらにエスカレート。夜ごと宮殿を抜け出しては売春宿で朝まで客を取り、快楽をむさぼった。

 本作のセブリーヌは不感症を克服するために刺激を求め、起き上がれないほどの快楽に浸ることができた。あまり知られていないが、世の中には不感症の自分を改造するためにAVデビューする女性がいる。40代後半のベテラン女優K・Aもその一人。プライベートでのセックス経験はただの2回しかないという。彼女のような女性はAV撮影で未知の快楽を味わいたがる。あるいは快楽に悶える演技をすることで普通の女になれたという満足感に浸ろうとする。

 女と快楽の因果関係は永遠のテーマ。美女の二面性はなかなか理解しがたい。だからこそ世の中は面白い。 

(森田健司)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網