ピエール瀧容疑者への“処方箋”薬物依存治療の専門家が語る

公開日: 更新日:

 覚醒剤とコカインの違いはあるのだろうか。

「覚醒剤は化学合成物、コカインはコカの葉が原料ですが、共に多幸感があり、目の焦点が合わなくなり同じ動作を繰り返す(常同運動)、幻覚や幻聴などの精神症状が出始めます。アッパー系で、過覚醒、不眠、喉が渇き、汗を大量にかく人もいる。コカインは値段も高いし、持続作用時間も短いですが、選択は体質に合うか合わないかの違いです。チューハイにたとえると、覚醒剤はアルコール度数の高いストロング系、コカインは低アルコールで果汁の入ったほろ酔い系と思っていただいたらわかりやすいと思います」

 今後はどうすれば回復していけるのか。

「入手経路を断ち、薬を使わない生活を続けている仲間と交わることが重要です。仲間がいない、助けが求められない孤立感は薬物再使用の引き金になりますから、コミュニティーから排除せず、共に生活しながら社会の中で回復していくことが重要。そして、元プロ野球選手の清原和博さんのように回復の過程をオープンにすることで同じ境遇にある人に勇気や希望を与え、依存症に対する偏見を払拭していくことができるのも有名人だからこそできる役割。ですから、ぜひ経験を語っていただきたいですね」

(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る