愛と欲望の平成グラビア史 キーワードは“巨乳”と“癒やし”

公開日: 更新日:

「キミは顔が3つあるね!」

 女優やタレント、歌手を目指し、まずは顔を売るため「グラビアアイドル」としてスタートする流れができたのもこの時代。多くの“巨乳グラドル”が話題となる一方で、飯島直子や本上まなみ、井川遥ら、どこか男性をほっとさせる雰囲気を持つ美女は“癒やし系”と呼ばれ人気を博した。アイドル評論家の北川昌弘氏はこう話す。

「“巨乳”と“癒やし”の魅力をあわせ持った象徴的な存在が、97(平成9)年デビューの優香でしょうね」

 優香の登場は、野村氏も印象に残っている。

「グアムでファースト写真集を撮りましたが、童顔とグラマーな体つきのギャップがすごかった。『すごいね! 顔が3つあるみたいだね』と言った記憶があります。撮影を始めてすぐに次の写真集がその場で決まったんです」

 ◇  ◇  ◇

●1997(平成9)年
 「週刊プレイボーイ」(集英社)誌上で芸名を募集したホリプロ初のグラビアアイドル・優香がデビュー。

●1998(平成10)年
 「日テレジェニック」スタート。

●1999(平成11)年
 井川遥、安めぐみ、乙葉らの“癒やし系”グラドルが人気に。

●2000(平成12)年
 「sabra」(小学館)創刊。
 小池栄子佐藤江梨子、MEGUMIら「イエローキャブ巨乳軍団」が話題に。

●2001(平成13)年
 トリンプの下着キャンペーンガールを務めた“癒やし系”の吉岡美穂がブレーク。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景