本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

1994年に絶体絶命のピンチを迎えた野田義治と村西とおる

公開日: 更新日:

 私はある実話系雑誌の編集長からこんなことを言われた。

「村西さん、大丈夫? 西から東までの組があの人から取り立てようと、うちにまで居所を調べに来るんだから」

 返済が滞れば東京湾の藻くずになるだろう。だが借金は膨れるばかりでなかなか減らない。そして途中から制作費を入れてもらえなかった野田義治にしても必死だった。

「後始末大変でしたからね。僕がプロデュースしたパワースポーツの作品も、外注費としてあちこちに未払いだったから、自分で立て替えたりしてたんです」

 栄華を極めた村西とおるは無一文になっていた。対する野田義治はイエローキャブを率いて、かとうれいこ、細川ふみえ、雛形あきこ、といったアイドルを発掘して、芸能界に野田義治あり、とうたわれるようになる。

「まさか村西のとっつぁんがあんな所で撮影してたなんて、まったく気づきませんでした」

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