ジャニーズ事務所のメディア支配…出発点はメリーによる弟ジャニーの「病」隠し

公開日: 更新日:

 英国のBBCがジャニーの性加害問題のドキュメンタリーをやろうが、元ジャニーズの人間が、ジャニーから性加害を受けたと実名告白しても、メリーなら無視したまま、少しも動じなかっただろう。

 だが、新聞もこの問題をようやく取り上げ、CMにジャニーズの人間を使わない企業が次々に現れ、これまで逆らったことのないNHKまでが紅白に出さないと明言する事態になった。万事休す。メリーならどうしただろう。

 私は、メリーは一人で会見に臨んだと思う。そこで、自分が弟の性加害を知りながら長い間隠蔽してきたことを認め、自らも同罪だと深く謝罪する。何百人ともいわれる被害者たちには私財と事務所の資産を売却して、最大限の補償と心のケアをする。残ったお金は性加害を起こさない活動をしているNPOなどに全額寄付する。数カ月のうちにジャニーズ事務所は廃業。独立できないタレントたちは他の芸能事務所に引き取ってもらうよう、自分が責任をもって対処する。

 メリーなら別会社などつくらず、即刻、自らの手で汚れちまったジャニーという名を永遠に葬ったはずだ。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  3. 3

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か