吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

公開日: 更新日:

 子供が芸能界で売れるとまるで宝くじにでも当たったかのように振る舞う“毒親”――。モデルでタレント吉川ひなの(41)がエッセー「わたしが幸せになるまで」(幻冬舎)で明かした体験が壮絶過ぎると話題だ。

 1993年にデビューし、9頭身美少女として一世を風靡した吉川。実家での幼少期は電気が止まり、借金取りに追われる日々だったが、彼女の稼ぎで両親は200平方メートルの豪邸暮らしに。90年代後半になって、別の道を模索する中、自分の稼ぎを分けて欲しいと向けたところ、

《やっと持ってきた通帳には豪邸の家賃の1ヶ月分にも満たない額しか残っていなかった》とつづる。さらに衝撃的なのは、その後。ひとり暮らしの吉川のもとを訪れた父親に「もうお金はない。500円貯金しかない」と答えると、「それいい?」と言って、貯金箱を持ち去ったという。

りえママは娘を売るためなら手段を選ばず

 吉川はいまもトラウマになっているようだが、「この手の話はままありますよ」とスポーツ紙芸能デスクは言う。

中森明菜も芸能界を目指した理由は貧しい実家をなんとかしたいという思いからでした。杉本彩も実家の借金地獄を告白しており、そこから脱却するために家出し芸能界入りを決めたといわれています。しかし、芸能界で成功すると今度はそのカネをめぐってトラブルになり、最後は絶縁という選択を強いられたそうです」


 ステージママとして子どもを売り出すパターンもよくあり、「有名なのが安達祐実の母親で、最後は自身がデビューしてヌード写真集まで出版してしまった。宮沢りえの母親の『りえママ』は娘を売るためなら手段を選ばず、初ヌードもりえママの企画です」(前出の芸能デスク)。

 カネ、過干渉、洗脳……。女優の遠野なぎこ(41)は実母から厳しすぎるしつけや何日も放置されるといった幼少期を過ごし、トラウマになっていることを著書などで告白している。

缶酎ハイ片手に「ライブ会場に入れろ」とゴネた親も

松田聖子神田沙也加の関係性もそうです。最も母親の愛情が欲しい幼少期、ひとり公園で暗くなるまで遊んで、見かねたご近所が救いの手を差し伸べたというのは有名な話。転校を繰り返し、友だちをつくることすらままならなかった定時制高校を頑張って卒業したときも卒業式に聖子は現れなかった。結果、大人になっても関係が改善されずに沙也加は結婚パーティーにも呼ばなかった。聖子も聖子で祝福コメントすら出しませんでした」(ワイドショー芸能デスク)

 最近ではこんな話も。

「娘がアイドルグループの研究生になった途端に親が仕事を辞めたケースや、ライブ会場の関係者入り口にアイドルの父親が缶酎ハイ片手に現れて“○○の親だ。入れろ”とゴネたとかはザラですよ」(芸能プロ関係者)

 子供を自分の引き立て役や“食いぶち”としか見ていない親は残念ながら存在するのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」