「時代に挑んだ男」加納典明(45)勝新太郎との交友「図体や印象より、遥かに鋭利なものを持っていた」
増田「どういう方だったんですか」
加納「豪快な人物だったね。うん」
増田「面白い人だといいますね」
加納「あの人はね、直感力持ってるよ。直感力っていうか、感じる力。それが非常に鋭い。図体や、あのイメージよりはるかにシャープなものを持ってたね」
増田「酒は?」
加納「一緒にドライブなんかすると運転しながら飲酒する人だった。全然平気でやってたよ」
増田「あんな無邪気な人は出づらい時代になってますね」
加納「楽しく生きた人じゃないかな。同時に自分を通せた人じゃないかな。人間の持ってる自由さの意味っていうか、自由さのほんとの楽しさというか、潤いというのかさ、勝新くらいそれを持って感じてる人って、そんなにいないと思うよ」
増田「イメージ通りの人ですね」